DC映画「ジョーカー」感想
こんにちは、ケンケンです。
今回はDCコミック映画
ジョーカー
を観てきた感想をお話したいと思います。
- あらすじ
コメディアンになることを夢見ている、ピエロのメイクをした大道芸人のアーサー。
母親の世話をしながらの二人暮らしだが、苦しい生活をしている。
周りの人びとからバカにされながら、それでも皆を笑わせたいという思いを持っていたが、ある日トラブルを起こしてしまい、仕事をクビになってしまう。
誰も自分の存在を認めない社会に対してついに一線を越えてしまう。
- 感想
いままで、純粋に「悪」の存在として描かれていたジョーカーですが、今回はなぜジョーカーが生まれたのかが語られています。
見終わって思ったのは、イメージするアメコミ映画ではなく、一人の男の転落と爆発を描いていると感じました。
環境、社会の格差、理不尽な扱い・・・
何をやっても上手くいかずに次第に壊れていく姿を見ていて、本当にこんなことばかりだといつか爆発してしまうよなぁと思いました。
だんだん現実なのか妄想なのか解らなくなり、見終わった後には起こったこと全てに本当なのか嘘なのか疑ってしまいます。
でもこの映画では、そこが魅力であると思います。
正にイメージするジョーカーの行動は、常に暴力的な願望をそのまま行動しているようで、ジョーカー本人とって現実と妄想の境が無いのだろうと考えてしまいます。
また社会の混乱や格差といったことは、時代は違うが今に通じる話として見ることが出来ると思います。
ジョーカーを通して、社会に適合できない人間の不満や怒りを表しているようでした。
アメコミ映画としてだけではなく、普通の映画としても見ごたえがあり、見終わってからも考察することができる、印象に残る作品です。
オススメです!